見よ、わたしが得た事は、ただこれだけである。すなわち、神は人を正しい者に造られたけれども、人は多くの計略を考え出した事である。
「わたしの民は愚かであって、わたしを知らない。 彼らは愚鈍な子どもらで、悟ることがない。 彼らは悪を行うのにさといけれども、 善を行うことを知らない」。
わたしたちも以前には、無分別で、不従順な、迷っていた者であって、さまざまの情欲と快楽との奴隷になり、悪意とねたみとで日を過ごし、人に憎まれ、互に憎み合っていた。
アダムの系図は次のとおりである。神が人を創造された時、神をかたどって造り、
このように彼らはそのわざによっておのれを汚し、 そのおこないによって姦淫をなした。
彼らはそのおこないをもって主を怒らせたので、 彼らのうちに疫病が起った。
われらの神、主よ、あなたは彼らに答えられた。 あなたは彼らにゆるしを与えられた神であったが、 悪を行う者には報復された。
だれが知者のようになり得よう。 だれが事の意義を知り得よう。 人の知恵はその人の顔を輝かせ、 またその粗暴な顔を変える。
あなたは造られた日から、 あなたの中に悪が見いだされた日までは そのおこないが完全であった。